嘉元元年創建 臨済宗 福田山 壽徳寺

 
 

2017のつぶやき

2017のつぶやき
 
9.11あの悲惨な大事故から16年。
ハイジャック機がニューヨークの世界貿易センタービルに突入したあの事件です。ワシントンの米国国防総省にも突入しようとしました。
『お父さん、お父さん、大変なことがおこった。早く来て!!!』
妻が大きな声で私を呼んでます。何事かと駆けつけるとテレビの前で呆然としていました。私も一瞬何が起こったのかわかりませんでした。妻が画面を指差しています。見ると高層ビルから煙が出ていました。
火災ではなく、飛行機が突入したことを知るのにしばし時間がかかりました。まったく想定外の飛行機テロ事件でした。改めて
薄れ掛けていた記憶を呼び戻し、亡くなられた多くの御霊に黙祷しご冥福をお祈りいたします。また未だ身元が判明せずに安住の地を得られない御霊もたくさんあると聞きます。一日も早い御霊の安心を祈念します。
大切な家族や友人を失った方々には、決して忘れることができない出来事でしょう。「悲しみ」「苦しみ」「恨み」の感情に今も菜や慣れているのではないでしょうか。特に「恨み:怨念」は決して消えないと思います。
広島も長崎も、そして沖縄も。決して消えないものがあるはずです。世界中のあちこちに同じように苦しむ人たちがたくさんいるはずです。もし【恩讐の彼方】に安心と平和があるというなら、人類は常に大きな試練を乗り越えて行かなければならないことになります。
 今日日本を取り巻く世界情勢も日々危機が高まっているようです。決して対岸の火事ではありません。
 
日野原先生のご冥福をお祈りいたします。
医師としての生涯現役を貫き、「生き生きと他のために」をモットーに常に最前線でご活躍してきた、日野原重明先生(聖路加病院名誉院長)が105歳の天寿を全うしてご逝去されました。心からご冥福をお祈りいたします。
 
報道などによれば、先生は”あの”「よど号事件」の人質として機中にいたそうです。無事に生還できたときに「一度死んだこの命。これからは他のために生きよう」と誓ったそうです。その後の先生のご活躍は多くの人の知るところです。
 
「この命、拾ったものだから」  これは先代が戦争から生還できたとき感じたそうです。(死の間際に話していました。)
 
「この命、貰ったものかな」  これは拙僧がいたらぬことで生き死にの目にあって手術台に乗せられ、数日して意識が戻ったときに思ったことです。
 
日野原先生や先代の経験則には及ばないものの、それなりの経験はしたというのに、その後の日常底は・・・・・・です。
 
改めて「他のために生きる」ということを実践してゆこうと思いました。
 
少しサボりすぎました。
毎日毎日、ニュースも新聞も見ていました。北朝鮮問題、ロシアゲート、森友問題、加計疑惑・・・・・・摩訶不思議な金塊強盗などなども
いっぱいありましたが、気が進みませんでした。相変わらず悲惨な事件も惨めな事件もありました。気が乗らないのは”怠慢”や”気力低下”だけではなさそうです。主体というか、主人公が置き去りにされているようで、いかんとも情けないからです。
「国家」であれば主人公は『国民』です。決して大統領ではありません。
「教育」であれば主人公は『生徒であり学生』です。理事長ではありません。
もしそこに”利”というものが生じるなら、その恩恵にあずかるべきは主人公のはずです。
なに違いませんか。?
 
今日は、「東京オリンピック」「築地豊洲問題」「都下大地震」などなど問題山積みの東京都議選選挙の日です。主人公が誰なのか間違われませんようにお願いします。
 
浅田真央選手が引退してしまいました。
突然の引退声明に、日本中いや世界中の関係者がびっくりした様です。
まずは、20年以上のスケート人生に「お疲れ様でした」「たくさんの感動と勇気をありがとう」と感謝して、慰労の言葉をおかけします。ゆっくりしてください。
 
オリンピックの金メダルを取らせてあげたかった。いつわざる本音です。
チャンスはあったと思いますが、バンクーバーでは最後の最後にスルリとこぼれてしまいましたね。
ソチではショートでのミスがありましたので残念でしたが、金メダル以上の価値あるものを見せていただいた気がしています。フリーでの不動の精神と圧巻の演技は、神か菩薩か? 頂に登った崇高な姿でした。 
日本全国民の夢であり先輩からも後輩からも”真央ちゃん”と慕われ、そして世界中の関係者から愛された”MAO”の引退です。
 
あの日から六年、多くの御霊に合掌。改めて時の速さに驚く。
勤めていた大学の事務室で、棚に飾っておいたいただき物の壷を抱えて転びそうになって揺れていたことを思い出します。3階からこのまま崩れ落ちるのではないかと怖れを抱きました。
一万八千人を超える死者不明者を出してしまったあの日から六年たちました。未だ家族の下に帰れない御霊が二千五百霊以上もあるといいます。避難生活を余儀なくされている方々は十数万人もいるとのことです。進む時間、進んでいるような復興という事業、しかし、未だ止まったままの時計が修理できない方々が何万人もいるということが、誠に痛ましい。手を合わせても何を祈念すれば救われるのか、ただただ無念なだけなのか。
 
命を繋ぐために、生かされている。
何気なくラジオ(いつもTBS)をつけたら、
「伊集院光とらじおとものづくりと」のコーナーでした。
TBSホームページによれば「ものづくり大国“日本”。伝統を受け継ぐ職人から、ハイテク製品を陰で支える町工場の社長まで、“ものづくりに情熱を傾ける人々”にスポットを当て、そのスゴさを紹介する」コーナーです。
今日のゲストは、沖縄漆器職人の宮崎清さんでした。現在は螺鈿職人でもあるとか。漆器職人を目指した動機には、つらい悲惨な青年期の話がありました。現代のいじめの問題に通じているようです。
 
最後に、『すべての生き物は、動物でも植物でも、命を繋ぐために生かされている。だから、職人として、その伝統と技術を伝える使命を持つ』というお話(言葉)がありました。
すごいなぁーーーと思いました。
ひとつの道を究めるということは、悟り(真理)を開くことと同じです。
時間があったらオンデマンドで拝聴してみてください。
 
 
『海賊とよばれた男』を読んで
えっ・・・今頃    っと言われるかもしれませんが、映画が好評のうちに評判が高まってきた今頃、『海賊とよばれた男』を読みました。心が震えて、何度も何度も涙を流して読んだ本は、久しぶりです。
 
戦争中は、地元足利市の松田町に家族が疎開していたことを知って、思わぬ近親間を持って読み始めました。
読み進めるうちに「心が震えて、何度も何度も涙を流しては考え、また、涙を流しては考え」の連続でした。夜、布団の中で読んでいましたが、夜半過ぎることもありました。外は零下になっているだろうに、体はカッかして、足の裏にはじっとりと汗が滲むことがありました。まさに”血沸き肉踊る”状態でした。
 
鐡造の「人間尊重」「日本人の誇りと自信」この重い言葉を何度も考えました。
あらためて、己に問うてみました。「日本人として誇りと自信を持って生きてきたか?」「人のために生きてきたか?」と。・・・・・いろいろな説明や言い訳がたくさん出てきそうで、思わず蓋をしました。
おかげさまで「命をいただいて、たった一回きりの人生を生きる」ことを考えることができました。
 
追記
鐡造が愛した仙厓和尚の『双鶴画賛』の軸を見てみたくなりました。出光美術館に出かけようと思っています。
 
 
 
 
 
 
今日は「成人の日」。改めて”成人”とは?
ご成人になられた皆様に心からお祝い申し上げます。これからの皆様のご栄達を祈念いたします。
いまから20年前、命を頂き、”この時” ”この日に” ”ここに” 生まれ出でたご縁に感謝し、今までのたくさんの目に見えない助力にも感謝し、改めてこの日を迎えてください。
 
昭和23年(1948)に公布・施行された祝日法によれば、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもとに、成人の日が制定されたことになっています。
 
「おとな=大人」って? 
20歳になったことだけでしょうか?ただ単に年齢制限をクリアしただけでしょうか?
 
昨日一足早い成人式が各地で行われました。ニュースによれば今年も各地で荒れた成人式になってしまったようです。「自己主張」なのか、「恒例パフォーマンス」の踏襲なのか、一部の新成人に疑問を持ってしまいました。
改めて、”成人”の意味することを考えてみて欲しいと思います。
 
皆様、明けましておめでとうございます
今年も、早や三が日も終わり4日です。今日からお仕事の方もたくさんいらっしゃることでしょう。
「また仕事か・・・・」と、ウキウキとは程遠い心境でしょうね。とはいえ『一日なさざれば一日食らわず』「一日不作 一日不食」(中国唐時代 百丈懐海(ひゃくじょう えかい)禅師の教え)ですから、徐々にペースupしてください。
拙僧もきちんと年始のお勤めをしてきました。今年のお正月はとても暖かなお正月でしたもで、外回りもそれほど苦にはなりませんでした。
お正月といえば恒例のイベントである「New Year 駅伝」でスタートです。2日3日は「箱根駅伝」に釘付けでした。元旦の「New Year 駅伝」は旭化成が18年ぶりの優勝。箱根は青山学院大の総合三連覇で幕を閉じました。トリプルクラウンですから青山の強さは抜きん出てしまった感があります。駅伝を人生行路に当てはめるのは強引かもしれませんが、青山学院の終盤戦のように安定した走りをしてみたいものです。
皆様の今年一年の無病息災、満願成就をご祈念しております。
 
 

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