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2013年のつぶやき

2013年のつぶやき

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大震災大震災 御霊 三回忌供養に 合掌

2013-03-12
時の経つのは早いもので、三回忌です。多くの御霊に心からお悔やみ申し上げます。
供養はされても、未だ安住の地を得ることができていないご遺骨に、心から安らかに眠られますことをお願いいたします。
また、故郷を離れ、或いは仮説の住宅での不便な生活を強いられている、多くの方々のご不満やご不安、ご心労にお慰め申し上げます。
個人の力は小さく、ただただご祈念申すばかりです。

滅するのも縁、生まれいずるも大きな縁です。
多くの命が無情にも連れ去られた、あの日、新たに生まれた命もたくさんあります。
今年で二歳の誕生日を迎えました。
この命も、いずれ誕生日がどのような日であったのか知ることになると思います。願わくば、大きな仏縁の命の
輪廻の中で、ひとつのバトンを受けたことを強く感じて、しっかりと生ききって欲しいと、切に切に願います。

春の淡雪にもののあわれを見た

2013-02-13
あの成人式当日の大雪を外してから、どうも天気予報が”雪”に過敏になっているような気がします。
当世の情報時代では、先の失態(大雪になることを予報できなかった)は許されるものではないでしょうね。
そのせいか、雪になりそうになると誇大予報になっているようです。”転ばぬ先の杖”でしょうが”狼少年”にならないよう気をつけなければ、と思います。

今朝の雪もたいしたことなく、まさに春の淡雪でした。朝日にあたって、あっという間に解けてしまいました。
鴨長明の「方丈記」に曰く、朝顔の朝露の如しでした。
思わず、諸行無常に感じいり、時の流れの無常と命のはかなさに思い至った今朝の淡雪でした。

体罰は、教育か?それとも躾なのか?

2013-01-11
今年も、心無い教育者による悲惨な事件が起きてしまいました。大阪桜宮高校バスケットボール部2年生の男子生徒が、顧問の男性教諭から体罰を受けた翌日に自殺した事件です。報道では、平手打ちを30発以上も受けたようです。それも初めてではなく、長い期間にわたって繰り返されていたようです。
彼は、確かバスケットボール部の主将だったと記憶しています。技術だけでなく人間としても秀でたものがあったからと思いますので、その彼が最悪の方法を選んでしまったことに、被害の重さを感じてしまいます。
私も三人子供がいます。小さいころには、手を上げたこともありますし、蹴りを入れたこともありました。しかし、一時も親であることを忘れたことはありません。その後のすべてを受け入れる覚悟で手を上げたつもりです。
親の体罰は、決して、腹いせやいじめではないからです。
教育者なら、もう少し考えた行動を選択すべきでしょう。今更言っても遅いのですが、やり切れません。
民あっての国家(政治家)です。子供あっての親です。そして教え子あっての先生なのです。

お陰さまで、還暦を迎えることができました。

2013-01-04
1月4日は、一般に皆様の仕事始めの日です。でも、多くの方々が元日から仕事されています。ゆっくりお節料理でお正月、という感じではなくなってきていますから、どこもかしこも平常と変わらないですね。デパートもレストランもたくさんの賑わいです。
盆も正月もないというお忙しい方々には誠に申し訳なく、すっかりのんびりしたお正月を過ごしました。大雪の地方もあるようですが、ここ足利は穏やかなお天気でした。

また、この日はお寺の年始の日でもあります。拙僧も総代さんに年頭のご挨拶まわりを済ませました。

さらに、この日は拙僧が生まれた日でもあるのです。今日、めでたく?還暦になりました。
何がどう変わるわけでもないですが、無事に還暦を迎えられたことに感謝してさらなる精進を努めます。
沢山の方に支えられ、励まされ、助けられての今だと思っています。感謝しかありません。
母の位牌に香を手向け、報恩のお勤めもいたしました。

改めて、いただき、生かされている命ですから、何かの役に立つようしっかりと生きてみたいと思います。

今年も箱根は熱かった。

2013-01-03
今年も楽しみの箱根駅伝、朝の8時から見てしまいました。
往路の一区から予想外の展開で、波乱含みとなりました。往路優勝は戦前の予想とは裏腹に、なんとなんと昨年襷を繋げづに19位に惨敗した予選会組みの「日本体育大学」でした。復路でも2分35秒のアドバンテージを生かして、悠々の逃げ切り総合優勝でした。優勝した「日本体育大学」選手の皆様、おめでとうございます。駅伝部のサポートに回った選手関係者の皆様、そして屈辱から蘇られた別府監督にも、心からお祝い申し上げます。さらに、大学のOBOG関係者の皆様方も、今年のお酒は誠においしかったろうと思います。
「日本体育大学」にはエリートはいなかったように思います。全員の総合力の賜物と思います。強いてあげれば、五区の山登りで優勝校と目されていた東洋大と早稲田を抜き去り、大きな感動と勇気と自身を「日本体育大学」選手に与えた、3年生キャプテンの服部君ではないかと思います。前例のない重責を背負った一年だったと思います。苦しい一年だったと思います。外野もさぞうるさかったでしょう。でも、全ては結果です。その意味では十分すぎる結果を出したわけです。強靭な精神力に感服いたしました。これで少しは背負っている荷が軽くなったでしょう。

予想外の五位に敗れた早稲田の渡辺監督の言葉が印象的でした。
早稲田の選手には苦しさが足りないといっていました。もっともっと自分を追い込むことが必要だと。地獄を見なければ強くなれないと言うことでしょうが、毎日の過酷な練習は地獄そのものではないかと思っていましたので、更なる苦しみとはどのような苦しみなのかと恐ろしくなりました。ただ、渡辺監督の目に滲んだものが昨年の別府監督の涙と同じものであるなら、来年の早稲田は強くなった帰ってくるはずです。
常勝軍団であった東洋大は悔し涙の二位でした。ここまで完敗なら、開き直れるはずです。来年の復活に期待しています。
すばらしい感動をいただいた二日間でした。全ての関係者にお礼申し上げます。お疲れ様でした。

福田山 壽徳寺
〒326-0322
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