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和尚のつぶやき

2020年のつぶやき

今、改めて『人生』の意味を考えてみる。

2019-06-20
先日(19日)コカイン摂取の罪で逮捕された音楽家で俳優のピエール瀧被告に有罪判決が言い渡されました。懲役1年6月執行猶予3年でした。
これを受けてテレビのニュース報道やニュース番組では、改めて瀧被告のコカイン問題に触れていましたが、その中でも注目されたのが小野裁判長の説諭です。説諭の内容は、瀧被告の部屋に張ってあった毛筆でかかれた『人生』という文字についてでした。そして「人生をどうしたいのか」「人生の持つ意味をどう考えているか」「人生と書いてくれた人の気持ちに応えられていますか」と問いかけたわけです。瀧被告はその場での答弁はなかったようですが、心にジンジンと来たでしょうね。
 
拙僧は浅学寡聞のため、裁判長が判決を言い渡すだけでなく、諭し導くようなお話をすることを初めて知り、また聞いたのですが、今までにもあったのでしょうかネ?知りませんでした。
でも、ニュースで聞くうちに、裁判官はとってもクールなイメージがあったのですが、「温ったかい人だなぁーー」と感じました。瀧さんの親父みたいでした。とにかく思いやりのある心に響く言葉でした。これも瀧さんの人徳なのか縁なのか、とにかく感動しました。
 
人生、つまり人として生まれ生きることはいったい何なのか?
多くの力に支えられて生かされていることを改めて考えるよい機会になりました。
 
ピエール瀧被告の一日も早い社会復帰を応援し、また期待して待っています。
 
 

福田山 壽徳寺
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