本文へ移動

和尚のつぶやき

2020年のつぶやき

コンビニ業界もようやく気づいたか?『もったいない』の心に。

2019-05-18
注目NEW
セブンイレブンとローソンの二大コンビニ大手が、食品ロスの削減に向けてようやく動き出しました。消費期限が近づいた弁当の値引き販売を一部の実験販売も含めて行うそうです。
今までは消費祈願の関係で、問答無用に廃棄になっていたまだ食べれる弁当などが、いったい一日何トンになっていたことか?
コンビニ店のオーナーからすれば、収益のお金を捨てていることと変わりなく、「何とかできないか?」と考えたとしてもおかしくはないでしょう。第三者の消費者の中にも『もったいない、まだ食べれるだろうに』と思っている人は多いのではないかと思います。かくゆう拙僧はその一人であり、前々から「物を大事にしないのは、バチ当たりだ」と誰かれなく憤っていましたから。
やっと重い腰を上げてくれて、嬉しいというか、ホッとしました。
ケニアの環境大臣でありノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ女史が、『もったいない』という日本語に感銘し『MOTTAINAI』を環境を守る世界の共通語に提唱したのは2005年の来日のときです。
若干環境とは筋を違えども、食の環境を守ると思えば、当然のことです。まだ食べられるものを捨てるという罰当たり行為は、とりもなおさず「命を意図も簡単に捨てている」ことと同じです。
我々は「命を戴いて生かされているのです」
食はすべて命の塊です。感謝して食べてこそその命が生きるのです。もともと捨てるなどとんでもないことなのです。
 
 
 
 
 

福田山 壽徳寺
〒326-0322
栃木県足利市野田町1463
TEL.0284-71-9130
FAX.0284-71-6183


TOPへ戻る